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彼に頼まれ…






…簡単に



冷凍ご飯で…
オムライスと


…定番である
ワカメスープを作った…





ダイニングのイスには

スプーン片手に
お行儀良く座って
待っている

彼…






「はい…どうぞ召し上がれ〜」





『ワァ〜』って

うれしそうな顔をして…


…目も口もにっこり





「ヌナ…ありがとう〜」






いえいえそんなもんで

すみませんね…





そして…



『エヘ』って笑うと




「いただきまぁ〜す〜〜♪」



それはそれは…

大き口を開けて

食べ始めた…






いやいや…



いくらなんでも…


入れ過ぎ…




そんなに口に詰め込まなくても…



心配するレベルで食べ進めてる…





どうも彼は…

料理をするのが

得意ではないらしく…



時々

こうやって私に頼むか…


他に料理ができるメンバーに作ってもらっているみたいだ…





まだ寝不足の私は…


『モグモグ』


食べている彼を

何気にぼーっと見ていると…




『あっ…』

そんなに豪快に付けるかねって言うぐらい

彼の口にケチャップが付いた…




私は無意識に

彼の口元に手をやり

そのケチャップを指で拭う…





思っていた以上に

ケチャップが指先に付いたので…

それを

私は

舌で

絡めとった…





ふと彼の方を見ると



『へっ?』って顔をして


食べるのを止めて


こっちを見てる…





私は

不思議に思って

何も言わないまま

首をひねって


『…なに?』


眉間にシワを寄せて

彼を見返す…






「……ふっ…そういうとこだよ…
A…
…天然なのも
時には罪だよ…」




『はい?君にだけは言われたくないんですけど…』


私は
白目をむいて
呆れた顔をしといた




でもこの子…


普段はぼーっと自分の世界にいることが
多いみたいだけど…



たまにこうやって
凄く大人びた事を
言い出すんだよね…







それから

お互い

会話もせず




変な顔をしあっていたら…




何だか


可笑しくなってきて…



ふたりで


くすくす笑っていると…







「んっ!んーーーんっ!!」




ドアの所で咳払いをする人が…

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作者名:名無し85203号 | 作成日時:2023年6月30日 12時

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