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「ヌーーナーー!!
ヒョンが探してたよ!!
もう、練習に行くんだって!!
玄関で待ってるよ!!
まったくもう何で僕が!!
なんか嫌なもの見ちゃったし!!」


…いや…

謎にめっちゃ怒ってますね…

これが最強マンネですか…

圧が強すぎるわ…




「…はーい…ありがとうね〜…」


私は当たり障りなく返事をして

玄関に急いだ…





ダイニングからは
2人の大きな声が…




「ヒョン!ヒョン!アンデー!!
あっ!こら!
全部食べたーーーーーー!!!」




「当たり前じゃん!!
俺のために作ってくれたんだから!!
やるわけないだろ!!
いてっ!何するんだよー!!」













『パタパタ…』

スリッパを鳴らしながら急ぐと




玄関では
彼が
私が来るのを
待ってくれていて


「ごめんね
待たせちゃって
これ、いつもの…はい
いってらっしゃい♪」


今から出かける彼に
いつも飲んでいる
プロテイン入りの飲み物を手渡す…

今は体重管理をしているらしく…

朝はこれだけでいいらしい…


ここまでしないとダメなのね…


ほんと大変…





「‥‥‥」




「ん?」


あれ?

彼が受け取ってくれないし…

背中を向けたまま

こっちも向いてくれない…





「……A…さっきまで何してたの?」




「ん?
あーお腹すいたって言うから
ご飯作って…」

って話してたら




彼が

急にこっちを向いて

唇を尖らしながら

じっと睨んでくる…




えー…


怖いな…




彼が次に何を言うかと
待っていると



「…Aはさ
僕の事だけしてくれてたら良いんだよ…
何で他の…」


って彼が言い出したけど…




また

急に止まって



今度は

目線が合わなくなった…






じっと私の首筋辺りを…

見ている…




「…それなに…?
どーしたの…?」





「ん?何が?……」



首になんか付いてる…?



……








あっ…








そんなに?









さすがにこれは…








ぺらぺら話すことは


できないし……

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作者名:名無し85203号 | 作成日時:2023年6月30日 12時

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