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…
『…んー…今日は本当に疲れた……』
最近は
決められた仕事以外の事が
多すぎて…
それに
想定外の事もあるし…
身体的にも
精神的にも
…私には
キャパオーバーで…
身体が鉛のように
重く感じる…
…今
自分のベットは
熟睡中の彼に
使われているので…
仕方なく
リビングのソファで
横になる事にする
私ひとりぐらい
楽に横になれる
このソファ…
大人が2、3人
寝る事だって
なんて事ない
大きさだ…
…
…
私がここに来て
もうすぐ1か月になる…
私の弟の幼なじみが
彼達のマネージャーを
長い間しているらしく
住む所も
仕事も無い
いい歳をした
私を
見兼ねて
この宿舎の
雑用係として
採用してくれた…
とりあえず3か月
ここで働かせてもらえたら
新しく部屋も
借りれそうだし…
住む所が決まったら
新しい仕事も見つけられる…
あと、2か月…
何事もなく
無事に終わらせないと…
…
…
初めて
この宿舎に連れてこられたときは
何もかもにびっくりした…
広過ぎるリビング…
大き過ぎるソファ…
こんな大きなソファ…
他に使いこなせる人
いるのかしら…
それに、いったい何部屋あるのか…
長い廊下にいくつもの
部屋のドア…
住人の説明は
詳しくは教えてもらえず…
仕事の説明は
掃除と
洗濯だけ
しとけば良いから
と言われ…
あとは
本人達が
好きなようにするから
極力
関わらないようにとも…
…
…
大きなソファの端に
小さく丸まるように
横になる…
色々な疲れが
どっと押し寄せて…
あっという間に
眠りについた…
…
…
『…ギィ…』
ソファが軋む音がして…
誰かが座ったのか…
ソファが少し
沈むかんじがした…
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作者名:名無し85203号 | 作成日時:2023年6月30日 12時