俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ1)

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形のない愛の正体(JK) ページ1

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眠ってた薄汚れた人格が目の前の天使の綺麗な身体を乱暴に、無茶苦茶に、冷たく、誰よりも大事に壊したい、と叫ぶ。

もっともっと酷く、もっともっと愛したい。
もっと酷く、愛されたい。

今この瞬間世界で一番幸せな男がいるならそれは、ここで最高の天使を汚しながら自分が一番骨抜きになって、何度も予告なく大砲を飛ばす…この俺だろうと、思った。

JK「…ﾊｧ…。ﾊｧ…。」

Aさんの身体には、間違いなく何かが、磁石的な力のある何かが潜んでいると思ってる。

俺を吸い寄せて、脳ミソを急激に溶かして、一滴残らず絞り取ってく、危険な葉っぱみたいに中毒性がある……なにか。

「……っ、あっ、っ、」

でも俺は、その正体が何者なのか、薄々気づいてる。
いやハッキリ気付いてる。

Aさんと繋がると
形のないそれの正体を、しっかり感じる事が出来る。

愛してるの味も、愛してるの音も、愛してるの匂いも、愛してるの温度も、これなんだって…感じる事ができる。

Aさん自体が、俺の愛の正体なんだと
思い知らされていく。

好きで…好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで、それでも好きだった。何年も。何年も好きだった、Aさんが欲しかった。

心ごと、欲しかった。

好きで好きで好きで仕方ないAさんを
綺麗で俺なんかが汚しちゃいけないAさんを
俺だけのものにして、無茶苦茶に汚したかった。

こんな風に、心は愛し合いながら。

ただ寝頃がったまま
突きだした両手をしっかり握った。

Aさんにもね

俺を縛り付け続けた愛してるが、

こんなに苦しくて醜くて歪んだものだと
知って欲しかったりも、したんだよ。

苦しかった…他の誰かを見つめる目を忘れられるくらい、俺を見つめるこのAさんを脳裏に焼き付けたい。

やっと叶った。やっと手に入れた。やっと俺の？
やっと俺の…淫らで恥ずかしい天使になってく…

JK「何してんすか、もう動けない？」

俺の上で目を垂らしながら、ぷはーと馬鹿みたいな顔でひとつになった腰を擦り付ける。

JK「ああ、また勝手に。良いのきちゃったんだ…」

もっともっともっともっともっともっと馬鹿なメスに成って。俺が欲しいって全部で叫んで。

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