俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ15)

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233 思い出す先輩ページ15

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YN「まー、話をまとめるとだな、ジョングクくんの押しに負けたって顔して、いつの間にかAの方がどっぷりハマってたんだね？」

「言ってないぃい！」

YN「にしても～、交際初日から婚姻届が出てきてぇ、会社にそーゆー関係の女がいる事が発覚。で、見られてはいけない部屋まである…か」

日曜の午後。
ヨナは根元だけを同じ色に染めてくれて、毛先をハサミで整えながら続ける。「その部屋…Aの残骸がいっぱいだったりして……」ぶるぶるっとハサミを震わせた。

YN「おそらくアプリはAを追ってのこと…ストーカー気質も有り…だし…その部屋怖。婚姻届もAとの事先走ったんじゃ…？やっぱこわっ…！」

「いやそうじゃなくてっ！」

ハサミを握る手をわざとらしくぶるぶる激しく震わせたヨナは

YN「え？なに、それで？え、ノロケ？」

「ノロケじゃないぃ！！」

ノロケじゃん、ってケラケラ笑った。

YN「でー、昨日はその女のとこ行ったのかなって心配してんの？」

鏡の中のヨナが私を見つめて、質問の内容が頭に入ってこなくて、ぱちぱちと瞬きした

「…え？なに？」

YN「え？昨日。急に呼び出されて？」

「…行ってないから！先輩は…男だよ！？」

YN「ふぅん。そうなの？」

そうだよ！イさん……だよ！
って思ってたけど…

そうだっけ？
え？…どうだっけ？？

「…だよ。……のはずだよ」

私なんで勝手に…イさんだって思ってたんだろ…
そう言われれば声なんて聞いてないし、誰からで、どこに何しに行くかとか、何の仕事だったのか…聞いてない！！！

…昨日は！？！？

「ヨナ……？、先輩…って…男だよね…？」

YN「いや私に聞かれても知らんよ」

「ハッ…！！」

YN「急に振り向かないで！？…ジッとしてて」

「先輩…女の人…綺麗な…！元モデルの綺麗な…先輩…」

YN「モデルの先輩？」

「NYの街が絵になる綺麗な…一緒に食事する仲良しな…！トンカツの！？そうじゃん！？」

イさん達が観光してても輪に入らず、ジョングクくん同様ちょっと難しいオーラ出しちゃってる、ジョングクくんと気の合うジョングクくんの隣がすっごく似合うジョングクくんも心を許してるその…

「えっ…」

YN「え？」

「え…？昨日は…その人に呼び出されて…？」

YN「思いあたる女に突き当たったか…？」

「メモもその…人…」

YN「…………」

「って…そうじゃん、めっちゃ今、線繋がったじゃん！！！？」

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