俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ17)

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235 日曜の午後はページ17

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なんで？
なんでなんで、なんで！？

YN「ジョングックくぅ～ん！」

ヨナが手を振ると、小さく手を上げてペコリと頭を下げる。そのあと私を見てその手をちょっと恥ずかしそうに、フリフリ。

同じく私も照れながら手を振り返したら
ニコッと笑った。

ｷｭｩﾝ…と
不意打ちで膨らんだ胸が急激に締まってく。

ジョングクくんだ…
なんで？なんで…！ほんとにジョングクくんじゃん…

フフ…と口元を緩ませたあと

振ってた手をグッと握りしめたら
ガッツポーズみたく拳を作って

空を見上げて、
苦しそうな顔でギュー‥と目を瞑る。

YN「へえ…。わかりやすく幸せ噛み締めてる…」

「…ジョングクくん…」

ジョングクくん…ジョングクくん…

YN「セリフつけるなら、俺のAさん､Aさんの‥俺！だな…」

ヨナが私に視線を移して「ああ、こっちも馬鹿んなってたか」って溜め息を吐く。

YN「お客さまあ？？お会計お願いしますねー！？」

って声を張るけど
ジョングクくんでいっぱいの頭は春を飛ばして真夏みたいに熱くなる。

「ありがとう！ヨナ！！！」

YN「はいはいご馳走さま。カッコいい彼氏と日曜デート楽しんでこーいっ」

嬉しい！最高に幸せで、でも何でだろ、ちょっと緊張してしまう…
お会計を急いで済ませて、ありがとうございました～！を聞きながら扉を開けた。

「ジョングクくん！！！」

JK「Aさん。……偶然っすね？」

少し離れたジョングクくんは、ハハ！って笑って鼻を掻く。

綺麗な笑顔が冬の太陽に照らされて
キラキラ眩しく光ってる。

「…なんで居るの！」

JK「なんでって。…言ったよ？迎えに行きます、って」

車のそばに立つジョングクくんに
一歩づつ、近づく。

「そうだけど…！それは…！」

JK「駄目だった？」

「駄目じゃなくて…！」

JK「驚いた？」

「驚くよぉ！…場所、なんでわかった？」

JK「わかりますよ、」

「なんで…！」

JK「…俺だから。どこにいてもAさんの目の前に現れる、ジョングクくんっすから」

クスクス笑い合って
イチャイチャ視線を絡めながら、もっと近づく。

「約束は、夜からだよ？」

JK「夜まで待てない。どうせ暇だろ、」

口を膨らませて、むふふと笑う。

「ほんっとに。ずるいなあ…、ジョングクは」

JK「今日からずっと。Aさんの日曜の午後は俺のですよ」

「勝手かよ」

JK「フフ、なに喜んでんの？」

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