俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ25)

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243 偶然を装ってページ25

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パタンと玄関のドアを閉める。

「ちょと！ちょっと…そこで待ってて？散らかってるかもしんないし…！」

JK「散らかっててもいっすよ、お邪魔し」

「待っ！まてまてまて」

上がり込もうとするジョングクくんの腕をガシと掴む

「待って」

JK「…見られてまずいもんでもあんすか」

「ないっ！…けど！下着とか干し」

JK「下着なんか俺んちにも干してますよ。今日二枚洗濯しました。一晩で二枚もです、一枚はびしょ…」

「あわあああ！！コラァ！！」

んもっ！！！

JK「下着なんかどうでもいいから」

「女子にはねえ、見られたくないボロくて履き心地最高の下着とかもあるんだよぉ！！」

JK「ボロッボロに着古したパンツなら尚更隠さないで見せて下さい！！」

「見せたくないし！！」

JK「見たいっす！！！」

見…見たいのかよ！！

JK「いいですか。新しいのとか可愛いのより。より古くてリアルなものの方が興奮します！！」

変態！！！

JK「使い古した靴下とかストッキングとか靴下とか靴下とか！干してるお前の部屋が一番後輩くんが喜ぶんだよ最高なの大好きなの、わかる？」

変態モブ！！！

舌打ちしたらズカズカ入るから掴んだ腕を引っ張り気味に後を追う。「腕離せよ」って圧をかけながらジャケットを脱いだ。

「なに険しい顔してるの。さっきから」

JK「険しくもなるよ」

「………珈琲のむ？」

JK「座れよ。」

ソファーに座ったジョングクくんに言われるがまま、隣に座る。「はぁ…」とおでこに手を当てて髪をくしゃくしゃした。

JK「…で。どうやってもらったんすか。あれ。」

リビングに置かれた半分なくなった段ボール梨を顎で差して、冷たい目で私を見た

「どうやって？どうやってって…あのまま段ボールで」

JK「そうじゃなくて。家に持ってきた？」

「…下でバッタリ会って。部屋まで運びます…って」

JK「じゃあキウイは」

「ピンポーンって」

JK「で？開けて？」

「穴覗いて、下の人だ……って」

JK「いやそれ、危なくないっすか」

「危ないくは…ないよ？全然」

JK「じゃあサクランボは」

「ゴミだしの時に。駐輪場の…ゴミ置場で偶然会って」

JK「偶然？」

「たまたま時間かぶる時あるから」

JK「生ゴミ？段ボール？不燃？」

「…生」

JK「生ゴミ週二？」

「…生ゴミ週二」

JK「生ゴミに段ボールに不燃ごみと？え、月に何回偶然装えるんすかそれ」

「ホントに偶然だってば！！」

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