俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ27)

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245 YES…or…NO ページ27

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ジョングクくんの心配性が止まらない。「偶然ってさ。そうそう無いと思いますよ。漫画じゃないんだから」
……お口が止まらない。「偶然装う気持ち俺はわかる。運命感じて欲しいし、後つけてたとか待ち伏せてたとか計算だとか思われたくないし」

「わかった！気を付けるよ」

って話を終わらせた。のに

JK「他に接点は無いですよね？果物以外」

「洗濯落ちてますよって届けてくれた事はある」

JK「……。洗濯って？」

「靴…下」

JK「靴…下！は？！靴下！？！？」

目を見開いたジョングクくんは「まじで頭ｲﾀ…ムカつく」ってまたソファーに体を投げた

「ムカつくって…私に？下の人に？」

JK「どっちもっすよ…んと、あり得ない…あり得ないっす」

…何で私もなんだよ。
……珈琲を作ろうとソファーを立ち上がった

JK「Aさんの靴下降ってくる家に住んでるってなんなんだよそれ…まじで信じられないっす…引っ越した方がいい…」

「引っ越し？…大袈裟」

キッチンでマグカップを二つ並べて声を張った。珈琲をスプーンですくったらウォーターサーバーのお湯を注ぐ

「お金かかるし時間かかるし面倒だしそんな事くらいで引っ越せないよ。」

JK「じゃあもう俺んち…住めば。」

「……え？」

あちち！！
驚いた拍子にお湯が指に当たって、一旦手を止める。マグカップを掴んだままジョングクくんの座るソファーに目を移した

JK「いや、例えば。例え話、っすけど…」

わしゃわしゃ…と髪をかいて
ソファーに両ひざを立てて三角に座って顔をそらした。

JK「そうすれば…事務所近いかなって。……荷物だけ移動すればいいし…家賃無くなるし…お金はかからない…」

「……本気？」

JK「……本気…だったら答えは…ノーっすよね…」

どんどん膝と体がくっついて
おでこを押さえて前髪で目が全然見えなくて、小さくなってしまった、ジョングクくん。

キュ‥と胸を捕まれて、目が離せなくて、固まってしまう…

ドボドボドボ‥と水の音。

あわ！！！押したままだったお湯のボタンに焦って指を離した

「……こた…え？」

JK「イエス……オア、ノー？」

YES…or…NO…？

JK「……心配なんだよ…俺なら上の階にAさん居たらどうするかなって、何するかなって考えたら…心配で仕方ないっす…」

…や、なに…するの？

JK「靴下が降ってきたらその靴下で色々します。……当たり前じゃないですか？」

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