俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ28)

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246 困りますね？ページ28

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靴下で色々するのは…当たり前…なの？
当たり前じゃ…ないと思うよ？

じゃなくてそんな事じゃなくてっ！！！

………住むって？！

ジワ‥と顔が火照って急いで珈琲にお湯を注ぐ。一つ出来たら、二つ目だ！
湯気が出るマグカップとにらめっこしながら

「こ…珈琲…飲む？」

って今更疑問系にして振り返ったら、頭を抱えまくったジョングクくんがブツブツ自分の世界に入ってた

JK「下の男…どうやったら偶然Aさんの下に住めて靴下降ってくるってゆー日常とか寝起きゴミだしAさん堪能できる権利とか勝ち取れんだよ…なんの努力もしないで…信じられないくらいラッキーボーイじゃん…腹立つ…ムカつくムカつく…AさんもAさんじゃん靴下降らせるプレイってどこまで果てしなくサービスしてんだよムカつく…ムカつくムカつく…」

っ…、ジョングクくん！

「珈琲飲も？」

両手にマグカップを掴んでノソノソ歩く。
ソファーを背にテーブルにマグカップをコン！と置いて床に座る。

ふんわり珈琲の香りが広がって、ジョングクくんの「Aさん…」って声が背後から聞こえたら

体が後ろからギュ‥と包み込まれる。

バックハグをしたジョングクくんが耳元で「…困りますね…一緒に居ても俺はAさんに悩んでる…付き合ったって…次から次に悩みが増える」って抱き締めながら言った。

「……同じだよ」

JK「Aさんは…悩む事なんて無いじゃん。俺はこんなにもAさんを想ってんのに」

「…あるよ。私だって、ジョングクくんの事考えて不安になるし、大好きだから悩むよ」

JK「何に悩むの、俺は女の人に襲われたりしないよ？誰からも果物なんてもらわない。頭の中はAさんばっかりじゃん」

「…私だって、ジョングクくんばっかりだよ」

JK「じゃあもう…下の人とは一切関わらないで下さいね…？」

背中が暖かくて、ギュッて包みこまれたら「ね？」って束縛でもない心配でもない、想いが…伝わってくる。

あー‥

私、好きだな…
大好きだなあ…ジョングクくんのこと。

私はジョングクくんの大切な大切な宝物だって思えるこの瞬間が
骨まで抱き締められるようなこの瞬間が

……大好き。

ジョングクくんが…大好き。

「ジョングクくんの言ってる事…わかるけど…いい人だと思いたいんだよ…馬鹿だよね、私」

JK「…うん。そっすね……そこがAさんの良いところ。そーゆー優しい所が…大好きです」

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