俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ29)

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247 守りぬきますページ29

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ギュ‥ってしたままの
ジョングクくんの優しい息が耳に触れる。

JK「俺もね。なるべくならAさんの周りはAさんの信じたままの…綺麗な世界であって欲しい…って思ってる」

耳の上に唇を当てる。

JK「でも俺は色々見てきたし…知ってるんです。世の中はAさんみたいな人を平気で傷つける汚い奴等がいっぱい居るんすよ…」

……「ゲーセンで…怖い思いもした。夢に見る事もあるよ、…あの日のこと」ってもう一度抱き締め直して…ギュと腕に力を入れた。

幼い日の傷がチクチクして、胸の前で交差した腕を握りしめる。

JK「ずっとAさんを守りたいって思ってたけど。今は…守らなきゃいけないんすよ、俺が。Aさんを」

…ジワり、目の前がぼやける

JK「今はもう単に好きな人じゃない…彼女だから。守りたいって勝手な気持ちじゃ駄目で。俺にはちゃんと…責任があるって思ってます」

耳の上の唇を離して
チュ、と当ててまた離す

JK「鬱陶しいですか。心配性でうるさい？束縛っぽくて嫌？重いですか？」

スゥー‥と頭に鼻をつけて
いっぱい息を吸い込むジョングクくん。

JK「…何と思ってくれてもいいです。全部正解だから。何と思われても…俺が守りぬきます。死ぬまで重いですよ」

フフって笑って
腕をほどいて、ソファーに座った

JK「Aさんは誰にも触らせない。傷ついちゃいけない。ずっと昔から、皆が守りたかった…真っ白で綺麗な…花です。」

両手を広げて、「……きて？」って催促されるから、ソファーに近づくと、足の上にヒョイと私をもちあげる。

ソファーに座るジョングクくんに股がって向かい合えば私を見上げて「ん～、最高。この体勢」って背中にしっかり腕を回して胸元に顔を埋める。

JK「Aさんの…匂い、苦しくなる。大好きな匂いです…」

「ジョングクくん…」

JK「ン？」

顔を上げたジョングクくんの唇に
チュ、と触れる

JK「フフ、何すかそれ」

「ちゅーです」

JK「みじかっ…！」

またチュって重なって
あむ‥カプ‥って唇食べられたら

JK「それ明るい時のちゅーっすよ。夜はこーゆーの、です…」

角度を変えて、ハム‥むちゅ‥って咥えて

また角度を変えて

背中の手が頭に上がって
後頭部を優しく優しく押さえながら

JK「好き…。あー‥、……好き、A……」

って一口も飲んでない珈琲の香りが広がる部屋で
夜のキスを繰り返す。

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