俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ30)

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248 ヌナを食べるページ30

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「っ、ンー‥、」

JK「…Aさん……歯並びいいっすよね…」

舌で歯をなぞるジョングクくんは
甘くなりそうな場面で拍子抜けする言葉を発する。

JK「八重歯の横だけちょっと奥にズレてて…きっとそこに色々挟まるんでしょうね…ポップコーンとか、」

それがとても、ジョングクくんらしい。

JK「エゴマの葉とか。」

って、舌をベーして自分の舌先についたエゴマの葉を見せた。

「んなっ……！！それ、……それ挟まってた！？」

JK「はい。キスのついでに取っておきました。」

へ、は、ふえっ……！！！？！
や……やだあああ……

「や…だ……」

JK「やだじゃなくて。ありがとうですよ？」

「キスしながら…とったの！？！」

JK「はい。あ、なんか挟まってる、って」

「舌先器用過ぎん？！」

JK「あー、だから？キスが上手とか、気持ちいいって」

顔が熱くて、口元を押さえる。「ンフフ」って押さえた腕をどけて「続きしよ？」と首をかしげた。

「めっちゃ…恥ずかしい…」

一連の全部が心臓に悪い…

JK「恥ずかしくないよ、俺は嬉しいっす」

ジョングクくんは指の間に髪を挟んで手ぐしするみたいにスー‥っと動かす。唇をジ、と眺めたら…吸い寄せられるように近づいてきて、また重なる。

JK「続き…」

重ねながら、
耳たぶをニギニギしたり
親指でほっぺをさすったり
髪をわさわさしたり

肩を撫でたり
肩からスルスル降りて指を絡めたり…

私を沢山、愛してくれる。

だから私も髪をぐしゃ…と掴んだり
両手でほっぺに触れてみたり
そのまま両手を首にまわしたり

沢山沢山、愛してるって想いを伝えながら
互いに甘く、触れ合った。

首を両手で包む。
深く重ねた唇の音はどんどん生々しくなっていく

JK「……ハァ。Aさん…？」

「ん、」

JK「この体勢だから、気付いてると思うんすけど」

股がって座る腰に両手を添えて
耳を赤くして目を潤ませるジョングクくん

JK「もう…ちょっとジョングクは…元気もりもりっす…」

「ふふふ。……え？何がぁ？」

JK「わかるくせに…」

「んー、わかんない。あ、珈琲冷めるね？」

JK「意地悪しないで下さい」

ムッて怒る仕草をしたのが可愛くて可愛くて
ズキュンと年下彼氏の特権を最大に生かすジョングクくんが

JK「…ヌナを食べさせて。」

って

JK「…ここで外していい？」

って、買ってくれたボタンワンピースのボタンに手をかけた。

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