俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ4)

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222 俺の小さい夢ページ4

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JK「おっきい夢が叶って、小さい夢がいっぱい叶ってく」

「うん…」

JK「Aさんが叶えてくれる…」

顔が、見たかった。
目を合わせて、うん。って言いたい
だけど頭を胸に押さえ付けられてる…

「息苦しいから頭押さえないで」

JK「ああ…」

ふわりと体が自由になった。だから、そっと頭をあげる。ジョングクくんはさっきよりキラキラの涙目で恥ずかしそうに笑った。

「大丈夫？」

JK「なにが。」

赤い涙目をくるんとさせて平気な顔して言ったから、一緒に笑う。

大きい夢は、多分私達がこうなった事。

じゃあ、

「小さい夢って？」

どんな事？

JK「フフ、んっとー…Aさんの髪を、乾かす事」

「髪…」

髪を人差し指でくるくるされる

JK「ボサボサ」

もぉ。ジョングクくんもだよぉ…

JK「自分がしたいタイミングで、ちゅーできる」

「………」

JK「何回も。…これは高校時代の夢ね」

フフって笑う

JK「Aさんと繋がって、確かめ合う。ここの話」

私の心臓を綺麗な指でトントンした。下着だけだから…ちょっと恥ずかしい。

「やめて…よ」

JK「あれ。反応したっすか。ほんと敏感な体」

「んもっ！違うよっ！！」

またまたフフ…って笑う。

JK「あとはーやったあとめちゃくちゃ疲れてるのにまだ求められてやれやれと溜め息を吐く」

「…いや、逆だよ！！逆だったし！私求めてないよ！？」

JK「ん？ああ、これはまだ叶ってないか。時間の問題だけどまだっす」

「ばか」

JK「フフ、怒った？」

「怒るよ」

JK「……さあこい！！ヌナ！！」

狭い布団の中で二の腕を向ける

「ふふふ、………パンチ」

小さくコツン…とグーをあてる

JK「ハハ、めっちゃ優しいし。なに可愛い女の子みたいになってんすか？」

「ずっと昔から可愛い女の子だよ！！」

JK「いや違う、今日のAさんは好きな男を意識してるAさんっすね」

「ふふふ。…かもね。今までとは違うかも」

JK「ぶりっこ」

「させろ」

JK「しなくても可愛い。しても可愛い。全部可愛い。ほんと可愛い」

もぉ……沼じゃん。
そうやって可愛い目で攻撃してくる…
底無し沼じゃん！！

今また絶対ぶりぶりしてしまってる自分が、とろんと惚けて女の子になってる自分が、ほんとに恥ずかしいんだけど、ほんとに恥ずかしくて、凄く嫌なんだけど

JK「あー…照れてる。…かわいい。ほんとかわいいっす」

とんでもなく…幸せだ…

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