俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ32)

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249 短い、逢瀬。ページ32

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ソファーに寄りかかるジョングクくんを見つめる。

「……まだ、キス…する」

そう言った自分の顔が熱くなってくのがわかる。
股がる足に力が入って、ジョングクくんの太ももを挟む。

胸元をぎゅ～と掴むのを見て見ぬふりして
背凭れにヒジをついた手で、襟足あたりを触りながら目線をそらす、ジョングクくん。

そっぽむいて、フッ、て鼻で笑った。

「デザート、食べるよ…」

瞳だけで私を見た。

もう一度、
照れた様にフフ‥って笑ってそっぽむく。

髪を触る手を動かして２つ目のボタンに、ひっかける

JK「外さないよ？」

「…いいよ。外しても」

JK「やです。外してあげない」

ハハ！て笑って、
両手を私の頭にポフ‥と乗せる

JK「…自分で外してください。」

両手で撫で撫でされながら、「はやくっ」って笑ってる姿が、可愛くてカッコよくて、もう嫌だとは言えなかった。

私が自分で外していくのを見つめたら
タガが外れたみたいに深く私を飲み込んでいく、ジョングクくん。

馬鹿になって下さい、なんて
言われる前からずっとジョングクくんに馬鹿だし

こんなに夢中だし
愛してるは抱き尽くされる度に増すばかりで。

日曜の夜のジョングクくんは
いつもと変わらず優しくて意地悪で可愛くて、しつこくて、激しい。

だけど寂しそうに、時計を確認するから
その度に胸がぎゅっと締め付けられた。

腕を引き寄せて肌と肌を合わせながら「帰らなきゃ…」って「ああ…やだな…」って繰り返した。

脱ぎ捨てた服を着て、冷たくなった珈琲を飲みながら、寂しさを隠して出張で行った海外でのお土産話をしてくれたジョングクくん。

本当はお土産を見せながら話したかったけど、玄関に用意したのに忘れたと言って笑った。

JK「お見送りはいいから。窓からこっそり見てて」

バイバイのキスをしたら「鍵しめて。もう遅いから、誰が来てもあけちゃダメっすよ」って言われて、「はい！」と元気に返事する。

険しい顔をして「ほんとにわかってんのかよ…」って捨て台詞を吐いてドアを閉める。

言われた通り、窓からこっそり車に乗るジョングクくんを覗くと、車に乗る前に私の部屋の方を見て手を上げた。

両手の平を合わせて耳の横にもってきて「おやすみ、」のポーズ。

ふふふふ、って笑ってしまう。

家、着いたかなあ…って、お風呂で思いながら。
寂しさを消すようにお酒を飲んで、携帯を開く。

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