俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ34)

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251 指が、太ってページ34

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JN「あっっ！！！！」
YG「ビッ！！クリし…た…」

JN「明日！！イブじゃん？！！クリスマスイブ！」

「だからうちの社長は朝からエステです。」

社長は誰よりも乙女だなあ……

心待ちにしている日は、すぐに来る。
それはなぜか学生の時よりホントにすぐで、４日なんてあっという間だ。

JN「ジングッベ～ルジングッベ～ル」

「ユンギさんは、奥さん……んあっと、彼女さん？婚約者さん？と、」

YG「彼女でいーから」

「ああ。彼女さんと過ごすんですか？」

YG「過ごさないけど、」

「「えっ！？」」

JN「なんで！？」

…………なんで！

YG「今引っ越し準備してて忙しいし。この時期色々忙しい」

「…………何その理由、やだ」

YG「嫌で結構。良かったよ、お前みたいにワガママ言わない子で」

「なっ……！」

YG「今年で家族と過ごすの最後だから、実家で祝いたいんだって」

ほぅ……。へぇ、素敵……

「ってそっち先言って下さいよ！！」

YG「お前は？」

「私？」

JN「Aちゃんはジョーングクくんと？」

「へへへ、まあ…はい。ふふふ」

うふふふ。

って！
ニヤニヤする私に、一緒にニヤニヤしてくれないし、それ以上聞いてもくれない、二人。

もっ！恥ずかしいじゃん。

JN「あ。噂をすればなんとかだ、」

ジンさんは携帯を掴んで何やら操作したあと

JN「ジェーケー？今メッセージみたー、今なら電話大丈夫だけど～？……ん、どうしたあ？」

って私をチラリ見る。

JN「…………んまあ、一緒…ってゆうか目の前にいるけど……ああ、うん。いいけど、うん。いいよ？」

そう言って携帯を耳に当てたまま事務所を出てく。

すりガラスの入り口から、ジンさんが事務所の前の廊下で電話しているシルエットを眺めながら、黙々と仕事するユンギさんと仕事をする。

……気になるけど、気にしない。

暫くするとジンさんが戻ってきた。もう電話は切ってて、席につくと落ちつきなく珈琲を飲んで…椅子を少しクルッと回してウーンと伸びをして…かと思ったら髪を掻いて…また珈琲を飲む。

JN「あ～～、最近あれだな～～……」

ユンギさんがチラリ、ジンさんを見る。
ジンさんは手をパーにしてその手を眺めた

JN「な～んかさ～、最近さ～～、太くなってきたな～！」

YG「は？」

…………？

JN「むくみ…かなあ？？あ～～これまずいな～指が太ってきたな～～」

…………は？

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