俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ37)

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254 おかえり！！ページ37

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クリスマスの雰囲気って
どうしてこんなにわくわくするんだろう…！

ミカン畑すごい
ミカン畑すごいよジョングクくん!!
ミカン畑これ全部、買った!?

モブおかえり♡

ミカン畑ただいま!
ミカン畑ドキドキする!すごい!!

モブ待ってろ!!!
モブ今から帰る!!!

…上がるほっぺをペチと叩いて
携帯を鞄に突っ込む。

「んっ！冷蔵庫入れなきゃ！！」

コートを脱いで鞄とプレゼントを隅っこに置いて
ケーキとお酒を冷蔵庫に入れておく。

冷蔵庫にケーキっぽいものは
無いな…。よし！

手を洗って、ツリーをまじまじと眺めながらジョングクくんを待った。

うーん…
落ち着かない。

見なくていいのにチラ見してしまう、あの日のフセン。当然あの日のままそこに忘れ去られたようにまだあって、婚姻届も私がしまったままの状態でそこにある。

ここに居れるのは凄く嬉しいけど、ここに一人で居るのはどうも居心地が…良くない。

「早く帰ってこないかな…」

…ジョングクくん。

..

JK「…ただいまAさん！！！」

ハッ！寝かけてたっ、

「おかえりジョングクくん！」

玄関へ急ぐ。

JK「あれ…。残念」

「ざんねん？」

JK「ズボン履いてる」

「履いてるに決まってんじゃんん！」

JK「いや決まってないから。履いて無い時あったから」

…あった…けどっ！！

JK「寝てたすか？」

ぶぉんぶぉん、首を振る。クッて笑われたけど、寝てないからね！！

「部屋すごいよ！」

JK「いい感じ？」

「さいっっこ！」

JK「フフ、」

「買いにいって？飾ったの？」

JK「…まあ」

「あーーんなにおっきなツリーも？」

JK「まあ。そっす、」

照れくさそうに
鼻を掻いてリビングに向かうジョングクくん。

「嬉しい。…ありがとう」

JK「飾ったり用意してるのって、結構楽しいって事を知りましたよ？」

「テレビの三段の雪だるまも可愛い！」

JK「ああ、これ。欧米の雪だるまって３つなんですって」

テレビの横の雪だるまを持ち上げて「ほら、あの雪の女王に出てくる雪だるまも３つだし」と言いながら雪だるまを私に向けた。

JK「ぎゅーって抱きしめて？のやつっす。可愛いでしょ、」

女王のとは少し違う三段雪だるまを自分に向けて「ちょっと違うか…」って、首を傾げた。

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