俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ41)

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うさぎかぁ…餌はフードでおやつはニンジン？黒い兎はどんなオモチャで遊ぶのかな…猫じゃらしみたいな？

ワイングラスを両手で持って、想像する
ジョングクくんと黒兎がじゃれ合う光景…。

……か、かわいいかよぉ！
笑顔で兎抱きしめる光景、癒しじゃんっ！！

JK「…………なに想像してますか」

ん？あっ、いや、
我に返りジョングクくんを見たら、真っ赤っ赤な顔で眉をへの字にして、ぐびーとワインを一気に飲んだ。

JK「………ケーキ、の前にお風呂にしましょ…」

「だね！入ってくるよ」

JK「……。」

早くお風呂に入りたかったんだった。
さっぱりしてダラダラしながらお酒をのみたい。

「ジョングクくーん、パジャマとか出しといてねー？」

JK「……。」

聞いてる？
聞こえてるよね。

この部屋でお風呂に入るのもすっかり慣れたもんだから、さっさと入る。

あ、え？
バスタブにお湯が…！

「いつの間にだよ？？」

……まあ、ありがたいけど。

綺麗に洗って、ダボンと浸かる。

「くぃ～、いい湯ぅう～‥」

JK「……Aさん」

「ん？ジョングクくん？」

JK「……入っ…」

へっっ！？！？入っ……ていい？って？！
良くない良くない、良くないよ！

返事に困った私を無視して、扉の向こうの影がゆらゆら揺れる

JK「……ります。」

疑問系ではなかった…！
決意だったし、もう脱いでる！！！

い、や…えぇえ……！？
お湯のなかでギュと膝を抱えてキョロキョロと自分の体を見た。見たってどうにもなんないんだけど…

JK「一個残ってる、さっぱり柚子。入れる？」

……バスボム！！

「入れ、る！」

JK「思い出せないんすよねー…誰にもらったんだっけなあ。これ」

デ‥ジャブ！付き合った日のあの熱い夜と同じ、平気で入ってくるジョングクくんに背中を向けて丸くなる。

JK「…え、…洗った？」

「今日は……しっかり洗った！」

JK「ん、はい」

ハートのバスボムを顔の横に差し出すから、手だけで受けとる。今日は、黄色だ！

水の音がして、石鹸の香りがして、もくもく浴室が白くなってく。

ギューと握る黄色いバスボム。

JK「ふぅ～…」

鼻唄を歌う…ジョングクくん。
シャワーの音と、うぃうぃっしゅアメリクリ～スマス♪が浴室に響く。

「…………いきなり入ってこないでよ。」

JK「え、」

「緊張すんじゃん…」

JK「え、今更…」

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