俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ45)

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262 サンタしゃんページ45

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お風呂上がりに着た
肌触り最高の赤いサンタの服。

前はボタン風の白いふわふわが３つ付いてて。
袖も白いふわふわ付き。

白いファーのフードも付いてる。
かぶれば……猫耳があってビックリしたけど、かわいい。

下は赤くて短いショートパンツ。
靴下？じゃないこれは…白いふわふわ付きのレッグウォーマー。これ、いらないな。

……しっかし可愛い。

こーゆー格好したことないけど、街で見かけたお姉さんサンタみたいで、かわいいっ！しかも何せ肌触りが最高過ぎる。

冷蔵庫から二つの小さなケーキの箱を取り出し机に運ぶ。ジョングクくんがなかなか出てこない。

……のぼせてるんじゃ？？

「ジョングックくーん、トントン、もしもーし」

ーちゃぷ。

JK「…ハッ…はい、」

「ケーキ出したよー？」

JK「……うん」

「出てこないの？」

JK「……Aさん…サンタ？」

「サンタだよ！早く出てきてっ」

JK「……はああああ、サンタしゃん…夢にみたシャンタシャン…」

「出てきてよ」

JK「わかってる」

「早く！！！」

JK「わかってるぅ…」

んも！
何閉じこもってんの？

「もう出て来ないなら先食べるよ！！」

JK「わかってるから！！リビングで待ってて…」

んも！
わけわかんない。

リビングに戻りビールを開ける。

早くプレゼント交換したいのにな…
何してんだよジョングク…

JK「……ごめん、お待た…せ、」

声ちっっさ！！

「も！待たせ過ぎだよ！？お皿とフォーク出して！」

JK「…ん」

頭にタオルをバサリかけて、タオルの上から髪をくしゃくしゃしながらキッチンに向かう、ジョングクくん。

お皿とフォークを出してくれるのかと思ったら冷蔵庫からビールを取り出し、プシュとしてグビグビ、一気のみ。「ぷは…」って唇をがさつに拭いたら缶をグシャと潰して乱暴にシンクに捨て、二本目を取り出しプシュ…

……いや、めっちゃ呑む？

「喉乾いたよね」

JK「まあ、そ、っす」

「私もビールのんだ」

JK「……そ、すか」

「早く、ケーキ！」

JK「あと一本のんだら」

「どんだけ呑むよ」

JK「いっぱい呑む。…でないと駄目なんで」

「いいね！サンタのコスプレ！」

JK「コス…！」

「フードかぶると猫耳あるよ」

JK「………知ってます…俺が選んだので」

「かわい？」

JK「…………破壊的に、す…」

「こゆの、スキ？」

JK「……ドストライク…す…」

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