俺達、ピュアに繋がりました⑥《 JK ver. スピンオフ/うその帰り道》 (ページ46)

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263 いちごﾐﾙﾌｨｰﾕページ46

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頭にタオルを乗せたキッチンのジョングクくんが二本目の缶をシンクに投げて、再び冷蔵庫をあける。

フォーク1本とお酒を持って隣に座るとまたクイとお酒を飲んだ。一気にまわってくお酒がジョングクくんの目をトロンと下げる。

JK「ああ、ケーキ。ケーキ開けて？」

自分の買った、ただの三角のショートケーキを開けて。ジョングクくんの買った、長方形の箱を開ける。

「…どんなケーキかな～！？」

JK「店員さんにオススメ聞いたらショートケーキって言うから。ショートケーキかあ…って思って。名札、ナナ…ナ…ロ？さんだっけな、ナナナロさんの好きなケーキは？って聞いたら」

話すジョングクくんの隣でケーキ、オープンッ！

JK「私は苺のミルフィーユが好きです…、って」

わぉっ！？苺！？

JK「顔真っ赤にして。相当苺ミルフィーユが好きだったのか…」

それはジョングクくんがカッコいいからだぞ！ってのは言わないでおく。
二列に並んだ赤い苺。囲むように生クリームがびっしりで、サクサク生地の断面には苺とカスタードクリームが層になってる。

JK「Aさんも、すき？」

ウンウン！って二回、大きく頷く。

「大好きっ！」

JK「……。ほんと？」

ジョングクくんを見つめる。
タオル、邪魔だよ？いつまで頭に乗っけてるの、

「…だぁあいすき！！」

トロンとした目をゆらゆらさせて、眉間にシワを寄せた。タオルの中で俯くジョングクくんは「かわい……食べたぁ…」って呟く。

「食べよ！切る？」

JK「切れますか、切ると断面からクリームウニッて出てきそう」

「そのままいく！？」

ジョングクくんがそのままフォークを苺ミルフィーユに突き刺したら、案の定押された弾みに断面からクリームがブニとはみ出る。

一口フォークに乗ったミルフィーユを「どぞ？」って口に向けるからおっきな口で、あむ！！と食べた。

「んー！！」

JK「甘い…？」

「びみ！美味デス！」

JK「ハハ！クリーム、」

急いで口の隅にはみ出たクリームを自分の指で取る。その指を見つめたジョングクくんが、あー。と口を開ける。

指……

JK「あー、」

手を引き寄せて、あむ！と私の指を咥えたら口の中で舌を動かした。

ンンン‥！

JK「フフ…ンフフ、」

そんなに舐めまわす程付いてないよぉ！！

JK「あー、なんですか…その顔」

「んんんー！」

パサ、とタオルが頭から落ちて「あま…」ともう一度指を舐める。

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