♡ ページ6
.
.
マネージャーに怒られた。
ちゃんと仕事をしたと思ったのに、
「 なんで連絡先も聞いてこないんだ！！ 」って
楽屋で怒鳴られてしまった。
なんでって言われても、そんなの仕事と関係ないでしょ？
そう思う私はまだあまちゃんみたい。
「 連絡先を交換し、次の仕事に繋げる！
そこまでして仕事だろ！！ 」だって。
なら先に教えてよ。
今までそんなこと言ってこなかったくせに。
そんな思いをフツフツと積もらせながらも
『 ごめんなさい 』と一言だけ放った。
「 ったく。 」ブツブツ言うのを横目に
支度をし楽屋を出ようと手を伸ばすと
タイミングよくノックされた。
突飛ばすつもり？そう思うほど急いで
私を退けて扉を開けたマネージャー。
「 ジミナ！どうした！ 」
嬉しそうに声を出すマネージャーに少しだけイラッとする。
�� A氏、います？ ��その言葉で
直ぐに私の背中を押し前に出す。
�� 連絡先教えて ��この笑顔で何人落としたんだろう
そう考えさせられほど優しい笑顔でスマホを差し出す。
番号を入力し、スマホを返すと�� 後で連絡するね ��
本当に用はそれだけだったみたいですぐに去っていった。
「 わぁ、、ジミナはすごいなぁ
さすがだよ仕事できるなぁ〜 」
嫌味だ、、、。
「 Aもさ〜、元医者なら気配りとか出来ないわけ？ 」
いちばん言われたくない事だ。
私は16歳になるまで人とろくに話したことがなかった。
真っ白な部屋の中で医療道具、医療関係の本
そんなものしか与えられなかった。
�� 愛情 �瓩發舛蹐鵑修鵑覆發痢∈�も知らない。
高校に入れられ、医科大学に進み
父が務める大学病院に入り医者として仕事をしていた。
その間に何度も言われた。
�� Aって人の心ないよね ��
�� 顔とスタイルだけはいいのにね ��
�� どうやったら中身あんな冷たい人間になるんだろうね ��
�� ○にますよ。とか本人に言えるなんてね ��
�� この間の患者さん、Aにあたって気の毒よ。
だって切断も躊躇ないよ ��
�� あんな医者に当たるなんてごめんだね。 ��
なんて、思い出してもキリがないほど言われてきた。
でも、思い切って飛び出さなかったから
私は今もなんとも思ってなかったと思う。
やっと少しは人間らしくなったんだもん。
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 229人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おふとん。(プロフ) - あこさん» あこさんいつもありがとうございます₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (3月27日 17時) (
レス) id: 7b98c3fca8 (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - ジミンちゃんの新しいお話をありがとうございます😊すごい嬉しいです(*^^*)続きを楽しみにしていますね🍀 (3月27日 13時) (レス) id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おふとん。 | 作成日時：2024年3月27日 12時
