彼女はとても繊細です。【TH】

6・TH ページ6

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その後も目が合えば逸らされ、
声を掛けようとすれば逃げられると言う日々が続いていた


目が合うって事はオレを見てくれてるって事なんだよなぁ


ちゃんと話してみたいんだけどな











また別の日、



営業課を出て経理課の入り口に目をやれば、


今度はジミンと取っ組み合っている


大袈裟に言ってる？と思われたかもしれないが本気で胸ぐら掴み合い一触即発状態？


よく見ればじゃれあってるのか？


いや、小学生じゃないんだから



ジミンはAちゃんの勢いに押され気味


どうどう、と笑って諌めている




『私の断りなくそんな事許さへん！』




周りはと言うとまたやってる的な感じでスルーしていた












「穏やかじゃないね。
どうしたの？」




またしても間に入ってくと、





『！！！

テ！あ、いや、何にもありません！』


JM「来週のさー『黙って！！』…ふぐっ！」




ジミンの口を手のひらで塞ぐAちゃん


ちょっと羨ましいとか思ったり




「楽しそうじゃんね。」


『全く楽しくないです！』


「ジミン、何なの？」


JM「いやさー、

『言うたら絶交やしっ！』


JM「おー、コワ…

はいはい、じゃあまたな、テヒョンア。

頑張れ！」


オレの肩をポンと叩いて去ってくジミン






「頑張れ？何を？」











暫く沈黙…










『あー、えーっと…私はこれで…』






またしても経理課に逃げてこうとする彼女の腕を掴み取る







『え…………、あの、腕…』








「そろそろ傷付くんですケド…」











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