宅配便のお兄さん【JM】

お兄さん ページ3

JM「こんにちは〜釜山運輸です」






「ありがとうございます」








入り口まで行き、荷物を受け取る。





JM「ここにお願いします」




指定された場所にサインをすると




JM「ありがとうございました」




今日も爽やかな顔をして行ってしまった。







時間にして1分程度。




でもこの１分が、私の密かな楽しみなのだ。










あれは、３ヶ月前。




いつも荷物を届けてくれていた釜山運輸のおじさんが、
若いお兄さんに変わっていた。




一度目は、そういうこともあるのかなと思ったけど、
二度目に来たときに、つい声をかけてしまった。



「いつもの方じゃないんですね」




JM「あっ、４月から担当が変わりまして。これからは僕がこのエリアの担当なんです。よろしくお願いします」






「そうなんですね。ご苦労さまです」






少し緊張したような表情を見せる若いお兄さん。
そんな印象だった。





仕事に関わる物が多く、荷物はよく届く。




毎日ではないが、頻繁に来る方とは、打ち解けて世間話をしたりもする。前の担当のおじさんともたまに話していた。





今度の担当さんとも、顔なじみになれるかなぁなんて、
来るたびに、少しずつ観察していた。





背は、すごく大きくはないけど、標準的な感じ。


肌がキレイでまだ若そう。20代後半かな。


荷物がたくさんあっても、軽々と持ってて力がありそう。


無駄な動きがなく、来ては颯爽と帰っていく。仕事早い。







普通の印象の人だな。
と思っていたのは最初の数回。








ある日を境に、意識するようになってしまった。











6月になり、制服が半袖になったのだ。




腕が出た。




その腕を見たときに、思わず固まってしまった。






やばい。




この腕。




ドストライク。









そう、私は、男の人の手、というか、腕フェチなのです。




細くて普通体型だと思っていたお兄さんは、めちゃくちゃいい身体をしているのだと気づいてしまった。

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