宅配便のお兄さん【JM】

笑顔 ページ4

うわ




やばい



筋が見える







それからというもの、お兄さんが来るたびに、
こっそり腕や肩の筋肉を盗み見る癖がついてしまったのだ。




徐々に日に焼けて茶色くなる肌の色。

汗ばんだ腕。




あーたまらない。







やばいやばい。




変態っぽいよねわたし。




平静を装って、サインをする。







JM「ありがとうございました！」





今日も爽やかに去っていく。



と思ったら、引き返してきた。




JM「すみません一つサインもらい忘れてました。
　 これもお願いします」




「あっはい」





JM「すみませんでした。失礼します！」





目がバチッと合った。




可愛い。



何この笑顔は。





筋肉に気を取られてたけど、笑うとこんな可愛かったのね。





ドストラーイク








どうしよう。完全にハマってしまうじゃないか。






HS「Aちゃん？どした？」




「あっいえ、何でも自分ないです」




HS「宅配便のお兄さん爽やかだよね」





「そうですね。爽やかですよね」






思い出してぽーっとしてたのだろうか。





HS「もしかしてタイプ？」



「えっ？いや、そんな、違いますよ！」



HS「ごめんごめんそんな否定されるとは」




「すみません」



HS「こっちこそ。しまった、こういうのも
　 セクハラになっちゃうんだよね」





「そんなこと気にしないでください笑」





HS「おじさんばっかの職場だからさときめきもないよね笑」





「毎日たのしいですよ」






ホソクさんには恥ずかしくて言えるわけもない。





ちなみにホソクさんの腕もなかなかセクシーなんだけどね。


細くて骨っぽくて、筋とか出てるし。








でも、あの硬くてムキッとした宅配便のお兄さんの腕は
とにかく最強すぎる。










来てくれるのが楽しみで、一日の元気の源。



次からは、笑顔も拝んでみよう。

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